「トヨタ生産方式」 の著者、大野耐一氏に直接薫陶を受けたトヨタ自動車の元技監である林南八氏は、原価低減について以下のように述べている。
「原価低減は安く買うことではない。儲かるように安くつくること。 原価低減を Cost Down と訳したのが誤りで、Make money in process と訳すべきである」
◉Cost Down ではなく Make money in process
⇒まさしくこれ!だと思いました
我々の開発中のシステムにおけるキーフレーズになりうる考え方です
さっそく使わせていただこうと思います
名著『トヨタ生産方式』の中にもあるように
情報の本質に迫ることが重要なのであろう
・どの製品を生産した方が儲かるか? → 制約消費時間あたりのスループットで検討する。
・どの製品を優先して受注するか? → 制約消費時間あたりのスループットで検討する。
・内製か、外製か? → 今の制約能力が徹底活用されているか検討する。
・投資するか、 しないか? → 制約能力への投資金額と回収期間で検討する。
◉制約条件をベースに考えることが前提
⇒投資における判断などはもっともであると思う
ジャパネットの髙田社長がおっしゃっていた
「人生はボトルネックを探す旅」
という言葉が印象的でした
短い人生の中で、自分の本当にやるべきことに集中することが
何よりも一番重要なのかもしれませんね
仕事の流れを分析してみると、 設計が制約であるのは明らかになった。1つ1つの製品に対して、 仕様策定がともなう受注生産品を扱う企業において、設計対応が受注の鍵となることが少なくない。発注するクライアントもその特定の分野においては、仕様策定に必要な専門の知識を持っているわけではなく、仕様策定は、サプライヤー側に依存していることが多い。 設計対応が受注の鍵となる受注生産品を扱う企業において、経験ある優秀な設計者は制約となることが多いのは珍しいことではない。
◉制約=希少リソースという意味でも
我々の業界における希少リソースは設計で間違いない
⇒我々の活動がそこに焦点を当てておりますし、
新人研修でもスタープレーヤーのサポートに焦点を当てると
短期間で見違える成果を上げることができるかもしれないと思いました
その視点での評価指標は追求できそうな気がします
深く考察するべき内容であります