財務諸表の数値は、会社のゴールがどの程度達成できたかを評価するのに用いることはできます。しかし、私たちが求めている評価尺度とは、部分的、局所的な意思決定が会社全体のゴールに対しどのような影響を及ぼすのか、その判断を可能にするような評価尺度でなければいけません。財務諸表上の数字だけでは、そのような評価ができないことを、企業マネジャーなら誰でもすでに知っていることです。
◉財務会計に対する管理会計の存在意義です
⇒「この意思決定がゴールにどう響いてくるのか」という点をアピールしよう
生産プロセスに「何を投入すべきか」、「いつ投入すべきか」、「どれだけの量を投入すべきか」といった問題は、長年、企業マネジメントが抱えてきた問題です。いまに始まったことではありません。簡単に言えば、「誰が、何を、いつ、どれだけ行うべきか」ということなのです。つまり、スケジューリングなのです。スケジューリングとは、実は、企業マネジメントの問いに対する答えを列挙したリストなのです。
◉スケジューリングをもっと真剣に話し合うべし
⇒「スケジューリングができる」ことをもっと売りに!
私たちにとってコントロールとは、“どこで物事が起こるべきか”(計画)に対し“どこで物事が起こっているのか”(実際)を知り、逸脱があった場合、その原因を究明することなのです。
◉まさしくPDCA・PDSサイクル
⇒コントロールするためにも計画が必要