こんにちはウシキです
北尾吉孝様の『安岡正篤ノート』をアウトプットさせていただきます
二人とも私には偉大すぎて畏れ多いのですが
自分自身に刻みこむ意味で、あえて書き留めておきます
傑物 × 傑物
昭和の碩学、歴代総理の指南番として知られた安岡正篤先生
その先生の書物を幼い頃から親しんで、
実践に活かしてこられたSBIグループの総帥北尾様が
安岡教学のエッセンスをまとめております
偉大な人物が、先達から何を学び、
如何に落とし込まれてきたのか
非常に興味い内容となっております
六然
自ら処すること超然。人に処すること藹然。有事斬然。無事澄然。得意澹然。失意泰然。
「自分には一切とらわれず抜け切っており、人に対しては、いつもなごやかに好意を持ち、何か事があれば活気に充ち、事がなければ水のように澄んでおり、得意の時はあっさりして、失意の時もゆったりしている」
私の心に残る片言隻句
安岡先生の書物から学んだ片言隻句として紹介されている明の崔後渠の言葉です
私自身、この言葉に初めて出会ったのは別の機会であったことを覚えておりますが、
おそらくその際も安岡先生からきているのだと思います
これは心構え、心の在りようを説いておりますが、
このように気質を変える事こそ学問の本質であると思います
このような言葉に出会うたびに背筋が伸びる思いであります
安岡教学の説くリーダー論
①リーダーに欠かせない志と礼
②全ての責任を自らに帰す
③直感力を養成する
④人間的魅力を高める
東洋思想に基づくリーダー論
すべて非常に学びある内容なのですが、
特にこの中でも①と④が興味深かったです
①として、礼を取り上げている点に意外性がありますが、
礼によって社会全体の調和・安定がもたらされるということです
まさしくリーダーにとって重要な要素であります
そして④の人間的魅力を高める理由として、
経営者の役割というのは、いかに人物を集めて、その人たちに最大限の能力を発揮してもらえるように
動機づけ、方向性を与えるところにあると私は考えています。
東洋思想に基づくリーダー論
と述べておられ、全くもってその通りであります
学ぶ点、反省させられる点が多々ありますが、
そのように反省し、日々の生活の中で自分の精神を磨いていくこと以外に
人間的魅力を持てる方法はないと言い切られており、
反省の念を抱いたことは正しいことと少しホッとしました
しかし、やはり偉大な人物から学び、
自身の至らなさに気づける点が読書のおもしろさであります
もちろん学んで終わりではなく、
少しでもそのような偉大な人物に近づけるよう、
実践を通して自らを高めていく努力が必要であります
一人でも多くの立派な人物をつくる
安岡先生同様、北尾様も一人でも多くの立派な人物をつくる
という想いがその背景にあります
その想いに応えられるよう日々研鑽を積んでいかなくてはいけないと
改めて強く思わずにはいられませんでした
久しぶりに手に取ってみて満足です
- 安岡教学の入門書
- 人間学
- 北尾様のノート
最近読んでよかった本
1位『安岡正篤ノート』
2位『現場が動き出す会計 ―人はなぜ測定されると行動を変えるのか』
3位『企業の社会的責任とは何か?』
4位『経営者になるためのノート』
5位『韓非子—強者の人間学』
6位『社長の心得[増補版]』
10位『ディズニー、NASAが認めた 遊ぶ鉄工所』
上の子がこんがり焼けてます!
自分の小さい頃を思い出します!笑