このように、 提案が通らないことを前提に発想すれば、自分が何を努力すればよいかという視点で前向きに物事を発想するようになり、自己の能力に磨きをかける原動力となる。私が数年間、日本の大企業のコンサルティングを行ってきたなかで、「うちの社員は自己反省がない」「他人を責める悪しき風潮がある」といった悩みを話される経営者や社員の方が非常に多かったが、それはひとえに「提案力が不足している」ことに起因すると私は考えている。同じ地域で、同じ会社で、同じビルで何年もいっしょに働いていても、提案とは通さなければ通らないのがふつうなのだ。この事実を心にとめておいていただきたい
◉まさしく業界の問題点であると感じた。
提案力の不足、あるいは提案力を磨く努力を怠っている、あるいは提案力を磨くことが真の命題だと気づいていない(薄々気づいているが方法が分からない)等々。
⇒論理思考力、仮説検証力、会議設計力、資料作成力という括りでの学びの構成は非常に有意義である。
PM系の研修に積極的に取り入れたい。
論理的に話を進めたいのであれば、まずは自分が話している話題の前提条件を疑うことから始めよう。 人間は自分の頭のなかに必ず「隠れた前提」を持っているものだ。その隠れた前提を洗い出すための方法として最も簡単なのは、前提を持っていないと思われる人、つまり自分とちがう経験をしてきた人や、まったく価値観の異なる人の話を聞くことである。コンサルタントが「社外の人」として価値が出せるという理由もじつはここにある。
◉第三者との対話は非常に有効である。
⇒コンサルタントとのMTGをもっと活用するとともに、IT分野への積極的な挑戦により、相乗効果を発揮させよう。
何事もやってみることに価値がある。
ビジネスの世界で大事なのは、相手を納得させること、腹の底から理解してもらうこと、そして何か結果につながる行動を起こしてもらうことだ。
◉行動を起こしてもらえるかの視点は非常に重要である。
⇒チェックリストの見直しと、プレゼンの再調整を行う。