【BR vol.176】人間不信の哲学『韓非子—強者の人間学』

こんにちはウシキです

中国古典『韓非子—強者の人間学』を読みましたのでアウトプットさせていただきます

リーダーとしての要諦、組織管理のポイント、または仕える側の論理など

リーダーを中心に多くのことが書かれております

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異端の書

『韓非子』は、戦国時代の思想家韓非の著作である。その特徴を一言でいえば、人間不信の哲学のうえに立って、権力のあり方を追求している点にある。

まえがき

とありますように、一風変わった書であります

クリティカルシンキングされていて、

「北風と太陽」の「北風」、「マクレガーのX理論Y理論」でいう「X理論」に通ずるなと感じました

論語とバランスよく取り入れることが重要ですね

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強者の組織管理

彼は、けっして人間に絶望しているわけではない。いっさいの固定観念や希望的観測を捨て去って、人間の現実をあるがままに見すえようとしているのだ。その眼は、おそろしく覚めているのである。

韓非とその思想

彼の統治理論の中核となっているのは、「法」「術」「勢」の三つの要件である。

韓非とその思想

「法」とは法律、「術」とはノウハウ、「勢」は権限

という意味として解説いただいております

非常にドライな印象を受けますが、時代背景から悠長なことを言っていられない状況であったのでしょうし、

実は昨今のコロナ禍やウクライナ侵攻、台湾情勢などを鑑みて感ずるところは少なくありません

今一度冷静に自己を顧みて勉学に励みたいものです

トップが自滅する原因

小利を顧みるは、則ち大利の残なり。(小さな利益にとらわれると、大きな利益をそこなう。)

トップが身を滅ぼす十の過ち

「顧小利」は大局的な判断力を養う上で重要な視点だと思います

過ちて忠臣に聴かず、独りその意を行なうは、即ち高名を滅ぼし、人の笑いとなるの始めなり。(過ちを犯しながら忠臣の意見を聞き入れず、あくまでも意地を通そうとすれば、せっかくの名声を失い、世間の笑いものになる。)

トップが身を滅ぼす十の過ち

「過而不聴於忠臣」は、自分だけで過ちに気づくことはなかなか難しいと思います

なので、補佐役やまわりの意見に耳を傾け、誤っていればただちに直すという素直な態度、謙虚な姿勢が大事だと感じました

そのためには、そのような人をまわりにつけることを厭わない姿勢も重要ですね

内、力を量らず、外、諸侯を恃むは、則ち国を削らるるの患いなり。(自分の力をわきまえず、外国の力をアテにすれば、国を削られてしまう。)

トップが身を滅ぼす十の過ち

「内不量力」に関しては、生きてく上で他の力を借りることはもちろん大事だと思います

そのためにはまずは自身の力をしっかりと身につける必要があると学びました

国小にして礼なく、諌臣を用いざるは、則ち世を絶つの勢なり。(小国のくせに、他国に無礼をはたらき、臣下の諫言に耳をかさなければ、地位をもちこたえることができない。)

トップが身を滅ぼす十の過ち

「国小無礼」はまさしくそうであるなと反省しました

勢いは持ちつつも、紳士たれ、ジェントルマンで有りたいと思います

どのような場面におかれましても、分をわきまえて礼を尽くすことが大事だと思いました

厳しさと優しさを兼ね備えたリーダーシップ

本当の優しさは厳しさの中にあるのかもしれません

時代背景もあり、すべてが現代に当てはまるかと言われると

必ずしもそのように思いませんが、

やはり読み継がれてきた書にはそれなりの理由があります

「今の自分の立場に当てはめるとどうなのか」

本書との対話を通して学ぶことは少なくありません

ぜひ読んでみてください

ポイント!
  • 人間の現実を見すえる
  • 理論の中核は「法」「術」「勢」
  • 組織管理の要諦

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ウシキ

初めて家族でキャンプに行ってきました!
要領をつかみきれず苦戦しましたが、
何事も経験ですね!
キャンプ好きな人の気持ちが十分理解できました!
ハマりそうです!笑